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専門試験、人物試験、政策課題討議試験
勉強方法
官庁訪問

二次試験

二次試験は専門試験、人物試験、政策課題討議試験の3つに分けられます。

記述式専門試験   210分

記述式専門試験は18科目19題の中から任意の2題を回答します。試験場で問題を読んでから解答する問題を選ぶことが出来ます。
これは一次試験と同じですね。確実に解答できる2題を選択できるということになります。

そこで、勉強方法としては3~4科目の勉強をしていくことをお薦めします。

そうすれば難しい問題があっても他の科目に切り替えることが可能です。

私も、有機化学、分子生物学・生物工学、遺伝学を勉強して臨みました。そして、いざふたを開けてみれば分子生物学の問題はシグナル経路のマニアックな問題が出題されており、翻訳や転写の基礎事項を固めていった私には到底解答不可能でした。しかし、遺伝学も勉強していたため、保険が効きました。3科目以上勉強していくことは本当におすすめです。

ちなみに、全科目の中で有機化学の問題は他よりも簡単に感じました。

人物試験

詳細ははっきりとはわかりませんが、人事院の面接官らしき人一人に、他省庁の面接官らしき人二人の3対1の個人面接になります。時間はおよそ15~30分くらいです。
聞かれることは一般的なものばかりです。

公務員志望理由
研究内容
最近興味のあるニュース
学生時代頑張ったこと
趣味
趣味を何に生かせるか
どこの省庁を志望するか
それは何故か

などです。私は民間の就活も行っていましたが、民間よりはつっこみが少し優しいかなと思います。

政策課題討議試験

6人でグループディスカッションを行います。ある討議課題について、制限時間内に自分の意見をレジュメにまとめます。その後、グループの中の6人で各人のレジュメを読みあい、フリーディスカッションします。

国家公務員を目指している人は、あまり民間の就活を経験していないのか、かなりぎこちないディスカッションでした。コツとしては、通常通りグループディスカッション行うだけです。
自分の意見を明確に伝え、他人の意見を尊重し、有意義な意見に統合できるよう気を配りましょう。

勉強方法

記述式専門試験

記述式専門試験の勉強方法は、一次試験のものと一緒です。

これらの教科書がお薦めです。
有機化学:マクマリー有機化学


遺伝学:クロー遺伝学概説


分子生物学:分子生物学の基礎


人物試験、政策課題討議試験

国家公務員になるには、日本の情勢や、世界の中での日本について、自分なりの意見を持つ必要があります。そこで、まず第一に、新聞や新聞の社説を読むことをお薦めします。

また、技術系を受けるにあたっては、科学技術と社会の関係について自分の意見を持っていると、人物試験や政策課題討議試験での受け答えもスムーズに行うことが出来ると思います。

そこで、藤垣裕子先生の専門知と公共性科学技術社会論の技法

という本を薦めます。

この二冊は、科学技術が持つ二面性について多くの事例を示して紹介しています。科学技術社会論という分野で唯一の教科書だと思います。公務員試験を受ける受けないに関わらず、名著ですので一読の価値ありです。


ここまでの試験を突破できれば最終合格となります。最終合格はネットで発表され、一両日中に通知書が届きます。
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官庁訪問

官庁訪問について、詳しく別ページで解説します。

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